V6のオールナイトニッポン 藤沢裕介 BL小説
「じゃあ、由緒正しいロマンポルノらしくしようか」。「冗談じゃないよ。本気だ」。「俺はオンナじゃないぜ」。ゲームの状況によって何か言いたそうに形を作る唇の動きに、義和は知らず知らずのうちに惹《ひ》き付けられる。沙維の絹糸のような黒髪が雨に濡れて細い雫(しずく)を携えた。聖の言葉に、凛太郎は、そうだな、とうなずく。
他人の家で初めて過ごすことをたぶん不安に思っているであろう瑛を残してきたことに、海人は大きな罪悪感を覚えていた。眼が悪いために周囲への気配りが届かず、今も義和の視線をよそに画面に集中していた。
勇一郎は七重の顎を捕えると、上を向かせてからその唇の上に覆い被さった。
「お、おまえもとっとと着替えて部屋に戻れよ、寝る時間なくなるぞっ」。だけど、杏の顔は、意に反して赤くなる。声が聞きたいな。「しかし、ぼくたち、全然、考え方があわないね」。
最初は、そっと触れるだけ。「―――春樹…ごめん。春樹の気持ちも考えないで…俺…。本当にごめん!」。だが海王は離れがたいとでも言うように、暫くの間、由良の愛らしい唇を味わっていた。顔をそむけて逃げようとするのに、矢沢の唇は優しく高野のを吸い上げ始めた。パジャマのボタンを長い指に外され、ゆっくりと拓哉はベッドに押し倒された。「そこを――ど、どいてくださいっ」。言われ慣れているとはいえ、柾に言われると、バカにされているようでむかつくのだ。
…嬉しくなくもない、というのが、自分でも分からない感情だけど。
ボーイズラブ小説作品紹介
純情で綺麗な箱入りのお坊ちゃま・藤丸静名は18歳の誕生日を迎えたばかり。一緒に暮らす教育係の歳森は大人で男らしくて、静名は密かに憧れていた。けれど、彼はいつも厳しく素っ気なくて……。そんな関係を寂しく思っていたある日、静名は暴漢に襲われてしまう!間一髪で歳森に助けてもらったものの、媚薬によって高ぶった体を調べられ、感じてしまい……!?戸惑う静名に歳森は――。
タイトル:純潔で甘いフェロモン
著 者 名:神香うらら
レーベル:講談社X文庫、 ホワイトハート
発 行 元:フロンティアワークス
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