LOVE&PEACE 内海光司 BLコミック
どんなにすばらしく、一生を費やした芸術家の手による作品であっても、その瞳に命を宿すことはできない。
「………」。熱くなった頬も、いまは青白い月光でわからない。「………」。「………」。だとしたら大和は、蒼一のそういう姿が気になるといっているようなものである。何もないどころか、ケインには現実の光景は何ひとつ見えていないはずだった。
「落ち着いた?」。それを拓也は、OKだというサインと理解する。「う〜ん、どうだろう。……でも、女の子には有効なんじゃないかな」。親友を裏切りながら楽しんでいた自分。
しばしどうすべきか悩んだあと、二人きりの静かな午後という雰囲気に後押しされて覚悟を決める。「…せめて、キスしてから鳴るぐらいの思いやりっつーもんがねえのかよ、てめーには」。杏は恐る恐る聞いた。颯矢が表情に微かな怯えを見せて一歩後ろに下がると、イライシャに足元を掬われて腕の中に抱き上げられた。もとは軍人であり、暗殺者であり、百戦錬磨の強者である鷹司を相手に、桜庭が逃げて、抗いきれるはずはなかったのだ。「確か……人の子がこの海王宮にて何の支障もなく暮らしていくには……あることをしなければなりませんでしたね?」。「いーや。悪いことはないよ、もちろん。ただ、ちょっとばかりいちゃつき度が足らないんじゃないか?」。
飛び起きる間もなくイライシャが覆い被さってきて、顔が近づいたかと思うと唇が重なる。「あわないな」。
ボーイズラブ小説作品紹介
昔の栄華はどこへやら……の久慈家の池に突然降ってきたのは――なんと!静秀のひい祖父さん・一郎だった。一郎は若くして神隠しにあい、死んだものと見なされていた。それが……、今百年以上もの時間を超えて、若い姿のまま戻ってきたのだ。未来にいることを信じられず、過去を思い淋しがる一郎……。初めは彼をうさんくさいと思っていた静秀も、一郎を守ってやりたいと思うようになり……。
タイトル:ご先祖様万歳!?
著 者 名:高月まつり
レーベル:アイス文庫
発 行 元:オークラ出版
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